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服薬コンプライアンスとは?

「コンプライアンス」という用語は、時々ニュースでも耳にすることがあります。「企業のコンプライアンス違反で・・」などと使われたりしています。この場合のコンプライアンスとは「法令遵守」の意味で使用されています。

実は、薬剤師が携わる医療の世界でも「服薬コンプライアンス」という言葉が用いられます。この言葉はどのような意味を持っているのでしょうか。


「服薬コンプライアンス」という言葉は、患者さんが、医師から処方された薬について、どの程度用法通りに、つまりきちんと決められた量を決められた回数服用しているかどうかを意味するものです。

例えば、患者さんが、処方された薬を、きちんと毎日規則的に、定量服用していれば、「コンプライアンスが良い状態」といわれますが、飲み忘れが多かったり、逆に一度に大量の薬を服用したりしている状態を「ノンコンプライアンス」と表現します。

処方される薬が、いかに患者さんの治癒に効果を示すものであったとしても、指示された服用方法に従わなければ、薬本来の効能を発揮することができませんし、逆に飲みすぎたりした場合は、副作用を引き起こす可能性もあります。


いかに服薬コンプライアンスを維持していくかどうかは、薬剤師にとって重要なテーマであると言えるでしょう。

例えば、薬の飲み間違いを防ぐ為に、包装やカプセルの色等をわかり易くしたり、外へ持ち出すのを忘れたりすることを防ぐ為に、携帯性の高いケース等を用意したり等、コンプライアンスを高める為、様々な工夫を行うことも薬剤師の大切な役割です。


しかし、「薬自体を飲みたくない」とか、「薬がどれだけ効果があるのか疑わしい」等、服用する患者さんの意思に起因するノンコンプライアンスの場合は、患者さんに対する服薬指導や説明を、薬剤師を初めとして、医師、看護師等の医療チーム全体できちんと行っていく必要があります。

元々、服薬コンプライアンスは、患者に対して一方的に服薬の遵守を、いわば「押し付ける」ようなスタンスだったのですが、近年、上記のような患者さんに対する服薬の説明をしっかり行い、患者さんの理解、服薬意思を得た上で薬を投与するという、「アドヒアランス」という考え方に移行してきています。

一方通行の服用ではなく、相互に意見交換をした上での服用であれば、コンプライアンスの向上が期待できます。いずれにせよ、患者さんが、処方された薬を指定の用法で適正に服用する支援をすることは、薬剤師の重要な役割であるといえるでしょう。





 
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