パート・アルバイト薬剤師の求人、メリットとデメリット
世の中には薬剤師の資格を持つ方たくさんいますが、そうした方々が全て正社員として働いているわけでありません。薬剤師の働き方として多いのは、パートやアルバイトです。
フルタイムで薬剤師として働きたくはないものの、家計を支えるために働きたいといった方や、少しのんびりしたペースで仕事したい方や、育児と両立させながら仕事をしたい方にも最適な働き方といえます。
ここではパート薬剤師という働き方ののメリットとデメリットについて紹介します。
アルバイト・パート薬剤師のメリット
メリットの1つ目はパートである割に時給が高いことです。よく言われることですが、パートやアルバイトという身分の中では最も時給が高い職種の一つといえます。これは医療系の資格職であることから、しょうがない部分があることにも加えて、最近の薬剤師不足のせいで時給が高騰傾向にあります。
なお余談ですが、薬剤師不足について一点説明しておきます。薬剤師は今後不足するか、もしくは過剰になるかは議論の別れるところです。
今後どうなるかについては予測づらいところありますが、一つ言えるのは、現時点においては薬剤師はまだまだ不足しており、パートやアルバイト薬剤師の時給が極端に下がる可能性は低いといえます。
パート薬剤師のメリットの二つ目は、勤務時間や勤務日の都合がつきやすいことです。時間や勤務日に都合がつけば家事や育児との両立もしやすくなりますし、肉体面でも精神面でも負担が減ります。
もちろんどの職場でも時間の都合がつくとは限りませんが、パート薬剤師の職場はたくさんあるため、仕事の中身さえ問わなければ、自分の都合に合った職場を見つけることは難しくありません。
パート薬剤師のメリットの3つ目は、勤務地の都合がつきやすいことです。これは2つ目のメリットとも被りますが、職場候補先となるドラッグストアや調剤薬局はそこら中にありますので、自分の希望に合った職場を見つけやすいのが特徴です。
パート薬剤師のメリットの4つ目は、職場が気に入らない時は辞めやすいことです。これが正社員の薬剤師や派遣薬剤師の場合は、もっと責任の重さのため、また派遣会社との関係があるため簡単には辞められませんが、パート薬剤師の場合はもう少し気軽に辞める事は出来ます。
職場での人間関係がどうしても嫌気がさした場合は、パート薬剤師の身軽さ(悪い言い方をすると、「責任のなさ」)が逆にメリットになります。
以上のようにパート薬剤師のメリットはありますが、同時にデメリットもあります。今度はパート薬剤師のデメリットについて説明しましょう。
アルバイト・パート薬剤師のデメリット
パート薬剤師のデメリットは1つ目は、勤務先がドラッグストアや調剤薬局に限られているということです。
中には病院薬剤師の求人もありますが、パートでの求人は極めて少数です。
もちろん、調剤薬局やドラッグストアが職場としてダメだ、という訳ではありません。ただし、選択肢が限定されているということは、ドラッグストアで働くことには少し抵抗があるという薬剤師の方には、パート薬剤師で働くのは簡単なことではないかもしれません。
デメリット2つ目は、職場内での立場が低かったり、また仕事にやりがいを感じられないケースがある点です。繰り返しになりますがパート薬剤師の職場は、大抵がドラッグストアや調剤薬局です。
どちらで働くにせよ、パートという身分である以上、正社員の方から見れば一段下に見られる可能性があります。
またドラッグストアの場合、調剤の仕事はほぼなく荷物の積み下ろし、レジの精算といった、薬剤師とは直接関係のない仕事もあるため、モチベーションの維持が難しいケースもあります。
デメリットの三つ目は二つ目と重複しますが、正社員薬剤師や社内のスタッフとの人間関係の悩みが生じることです。
正社員薬剤師の方は同じ薬剤師であるにもかかわらず、パートというだけで軽く扱うことがあります。また同じ職場のスタッフの方でも、時給が高いパート薬剤師に対して多少のやっかみも加わって、きつく当たる方も時々います。
パート薬剤師のデメリットの四つ目は、時給は基本的に地域やお店の状況によって大きく変わってくることです。
先ほどからパート薬剤師の時期は高いと度々説明していますが、実際に必ず高いかどうかはケースバイケースです。
高いときには時給4,000円といった条件もある一方で、時給1,200円の職場もあります。その地域やお店の薬剤師の不足状況で変わってきますので、必ずしも高い時給の職場が見つかるとは限りません。
パート薬剤師のデメリットの五つ目は、仕事に安定がないことです。正社員薬剤師の場合は、よほどのことがない限りは雇用主からクビを言い渡される事ありませんが、パート薬剤師の場合はもっと簡単にクビになることありえます。
もちろん薬剤師の身分を持っていれば、仕事が見つからないと言う事はありませんが、職場を変えるのもそれなりにストレスですし、今働いてる職場は魅力的なら、少しでも長く居たいと思うのは人情です。
ですがパート薬剤師には、自分から臨んだとしてもそこに留まり続けることができないケースもあります。
以上見てきたように、パート薬剤師にはメリットデメリットは存在します。それ以外にもパートやアルバイト薬剤師にはいろいろな疑問や不満、悩みも存在します。
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